京都の山中に眠る異世界│大岩神社を巡る

こんにちは、DAIです。

京都といえば清水寺や金閣寺など超有名な観光スポットがありますが、皆さんは大岩神社という神社をご存知でしょうか?こちらの神社はどちらかというと知名度が低い方に分類されるのではと思いますが、他のスポットとは全く違う、異世界チックな雰囲気が魅力的です。

今回はそんな大岩神社に行ってきましたので、写真とともにその魅力をご紹介していこうと思います。

大岩神社とは?

大岩神社は深草エリアの大岩山(御草山)の中にある謎多き神社です。江戸時代の山火事により古文書が焼失したことから、いつ・なぜ創建されたか等の詳細は不明です。

ただ、結核の治癒に効験があるという信仰をあつめたため昭和初期には多くの参拝客で賑わったといいます。

現在は参道が「深草トレイル」の一部となっており、トレイルランニング目的で訪れる人もいることから徐々に知名度が上がってきています。

大岩神社へのアクセス

深草エリアは千本鳥居で有名な伏見稲荷のある伏見の南側のエリアです。

大岩神社の最寄り駅である藤森駅も伏見稲荷の最寄りである伏見稲荷駅から一駅のところになります。

ただ、最寄り駅とは言っても藤森駅から大岩神社の参道入口までは徒歩で20分程度。。

そこで、私はあえて京都駅から近鉄に乗り竹田駅へ行きました。

なぜかというと竹田駅から大岩神社の近くまでバスが通っているからです。笑

竹田駅東口から京阪バスの醍醐バスターミナル行に乗り「深草馬谷町」というバス停が最寄りの停留所です。

個人的にはこのルートが一番楽でオススメです。ただし、バスの本数はあまり多くないので事前に時刻を調べてから行くことをおすすめします。

深草馬谷町のバス停からは来た道を少し戻る必要があります。停留所すぐの信号を渡って右側に進んでください。

グーグルマップでルートを調べる際は「深草こどもの家」を目的地にすると分かりやすいです。徒歩5分程度で参道入口の鳥居が見えてきます。

いざ大岩神社へ

参道の入口はこのように普通の神社と変わらず赤色の鳥居が立っており、その横に「大岩神社」と書かれている石碑があります。

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訪れた際はちょうどいい具合に光が差し込んでおり、なんだか神秘的な雰囲気がありました。

鳥居の横には京都市が作成した大岩神社の説明看板が立っていました。先程紹介した通り創建の経緯等は不明です。

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参道を進むと…

入口の鳥居をくぐり参道に足を踏み入れるとまず左側に先程目印として紹介した深草こどもの家の入口がありました。

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その先を進みと竹林になっていたのですが、ところどころ竹が倒れていて雑然とした様相。

おそらく台風等で倒れた竹がそのまま放置されているんだろうなと思います。

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しかも参道の入口は交通量の多い道路に面していたはずなのですが、少し進むとその車の音も聞こえなくなり、

聞こえてくるのは風で揺られて竹同士がぶつかる不気味な音だけ。

他の参拝客も居なかったことから一層ザワザワした気持ちになります。

ただ、おそらく地元住民の方が整備してくださっているのか参道上への倒木は無く進むのに不自由なかったのが有り難かったです。

しばらく進むと左側に川が流れていました。これ、ちょっと顔に見えませんか?笑

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そんなことを思いながら更に進むとどんどん参道が細くなっていき、マムシ注意の看板が!実際に出てきたらと思うと恐ろしい…

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マムシ注意の看板の少し先にまた鳥居を見つけました。

こちらにも「大岩神社」と書かれた石碑があります。

こちらの写真でも分かる通り奥に鳥居の柱が一本だけ建っているので、おそらくですがここにはもう1基鳥居があったのではと思います。

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この鳥居の先から急に竹林ではなくシダ植物が増えてきて本格的に森の中、という様相になります。

しばらく進むと池(沼?)が見えてきました。枯れ木などが沈んでおり「何か」が出てきても不思議じゃないような雰囲気。

少し怖くなり足早に先へ進む。

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ついに異世界に足を踏み入れる

池を足早に去るとなにやら石造りの鳥居のようなものが見えてきました。

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そう、これが大岩神社のメインスポットである通称「印象鳥居」です。

こちらは京都出身の日本画家である堂本印象氏によって昭和37年に寄進されたとのこと。

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森の中に突如として現れる彫刻を施された石造りの鳥居がかなり独特な雰囲気を醸し出しており異世界に飛ばされたのでは?と錯覚してしまう。

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印象鳥居をくぐると崩れかけのお社が。やはりあまり手入れがされていないことが伺える。

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その奥には更に階段が続いているので先に進むことにする。

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ふと振り返ると崩れかけているお社の全体が見えました。なんだか物悲しい景色。

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この先は更に傾斜が急になり、本格的に山道の様相に。

トレイルコースとして整備されているということで一応道にはなっているとはいえやはり歩きづらいのでご注意を。

大岩山展望台

10分~15分ほど更に山道を歩くと急に視界が開けました。ここは大岩山展望台というところです。

眼下に広がる京都の町並みを見て異世界に飛ばされてなくて良かった、と少し安心した自分がいました。笑

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私が訪れたのが12月中旬だったのですが、すすきが風になびく姿が綺麗な時期。

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山登りで疲れたので展望台でしばし休憩。ちょっとしたデッキもあり景色もとてもいいのでここで休憩するのをオススメします。

ちなみにこの展望台までは舗装された道路が通っており、車でも来れるようなので景色を楽しみたい方は車でここまで来るのもいいかもしれません。

大岩神社本殿の様子

実は大岩神社の本殿は先程の印象鳥居のところではなく、どちらかというと展望台の付近にあります。

展望台から道路を下るとまた鳥居が見えてくるのでここから入ってください。

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こちらは地面が舗装されていた。本殿に行くだけであればこのルートのほうがかなり楽。

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暫く進むと先程見た「印象鳥居」と似た鳥居が見えてくる。ただし、「印象鳥居」よりはかなり小さい。

こちらも堂本印象氏が寄進した鳥居とのこと。

奥の右側に見えるのがおそらく社務所だったところで、左側が本殿です。

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社務所は廃墟のようになっており、トラロープで入れないようになっていました。

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社務所内の黒板には大岩山の整備が完成した際に書かれたと思われる絵があった。

日付はH29.3.25となっているので5年ほど前まではこの社務所もまだ人が立ち入れる状況だったことが伺える。

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本殿には賽銭箱が設置されていた。幸いこちらは崩れている様子なさそう。

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奥の方にはいつ作られたのかわからない千羽鶴が。

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本殿の先は階段になっているのだが、そこにあったであろう鳥居は折れて倒れた状態になっていた。

少し悲しい気持ちを覚えながら、更に階段を降ると印象鳥居から登ってきた山道と合流したのでそのまま山道を下り大岩神社を後にしました。

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大岩神社に行ってみて

これが私の大岩神社参拝記です。いかがだったでしょうか。

一時は参拝客で賑わったであろう神社がこのように荒れた姿になりつつあるのには悲しさを覚えました。

一方で、アクセスが良いとは言えないことなど、様々理由はあるでしょうがこうして参拝客が減ってしまったことは、

時代の流れとして仕方がない部分もあったのかな、とも感じました。

とはいえ、印象鳥居付近の異世界感や境内の荒廃感、それとは裏腹な展望台からの絶景など、

参拝全体を通してかなり魅力のある神社であるのは間違いないです。

全体の工程としては1時間半〜2時間あれば登って降りてくることも可能ですし、

道中も見るポイントが点在していて飽きないので皆さんも半日旅行として一度訪れてみてはいかがでしょうか。

ただし、道中は足元が悪いところもあるので必ず歩きやすい服装・靴で行ってくださいね。

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